耐震とリフォーム

1995年の阪神・淡路大震災では、伝統的な瓦屋根の重さが災いし、数多くの木造住宅が被害を受けました。建物の耐震補強は確かに重要ですが、実は屋根材の選択も地震対策の重要な要素なのです。

建物の最上部に位置する屋根を軽量な素材に替えることで、地震の揺れに対する建物全体の抵抗力を高めることができます。この効果的な対策は、意外にも一般にはあまり知られていない事実です。重い瓦屋根を最新の軽量で頑丈な屋根材に変更することで、地震時の建物への負担を大幅に軽減できるのです。

屋根が重いと、家屋全体の重心が高くなる

屋根の重量は建物の耐震性に大きく影響します。重い屋根材を使用すると、建物全体の重心が上方に移動し、構造的な安定性が低下するため、地震時の揺れが増幅されやすくなります。

特に地震の際、建物上部では振り子のような動きが生じ、屋根部分には実際の重量を大幅に上回る遠心力が発生します。このため、屋根を軽量化することで建物の重心を下げられ、地震時の揺れを効果的に抑制できます。つまり、屋根の軽量化は建物の耐震性能を高める重要な要素となります。​​​​​​​​​​​​​​​​

地震対策のためには、軽くて強い屋根が最適!瓦屋根との比較

屋根瓦は1坪約200kgの重量があります。30坪の住宅の総重量で計算すると、6tもの重量が家屋にかかっています。

それに比べ、金属屋根は約600kgと瓦屋根の10分の1の総重量となり、家屋にかかる負担が少なくなります。

屋根の軽量化 施工事例

スクロールできます

耐久性、重厚感は残し、軽量性、耐風性、防水性にも優れて家屋にかかる負担は約半分以下に。

住宅の屋根材の中で最も軽量なのが金属屋根で、従来の屋根瓦と比べると重量は約10分の1です。また、金属屋根は一体型の構造となっているため、瓦のように個別の部材を重ねていく工法とは異なります。そのため、地震発生時の落下や強風による飛散のリスクが極めて低く、安全性の高い屋根材と言えます。​​​​​​​​​​​​​​​​

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